和歌山県岩出市の耳鼻咽喉科 小児耳鼻科 (アレルギー性鼻炎 花粉症 めまい 補聴器 風邪)

いちご耳鼻咽喉科

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花粉症

花粉症はどこでおこりますか?

下鼻甲介

鼻の穴から入ったすぐの下鼻甲介が反応の中心です。他に、眼の結膜、のどの粘膜、外耳道、表面に露出した皮膚で反応がおこります。

症状は?

  • くしゃみ、鼻みず、鼻づまり
  • 眼のかゆみ、異物感
  • のどの違和感、せき
  • 耳のかゆみ、皮膚のかゆみ

どんな病気?

花粉が原因のため、開花時期に一致して症状がおこります。複数の花粉に反応を示すと、ほぼ1年中症状が見られます。主なアレルゲンは、スギ、ヒノキ、イネ科、シラカバ、ブタクサ、ヨモギなどです。喘息・アトピーと並び、日本国内において花粉症の人口は1000万人以上になり、もはや国民病とも言われています。 原因は食生活や住環境の変化により、アレルギー体質の人が増加していることや、大気汚染など様々な要因が考えられています。

下図は主な花粉の飛散時期の目安です。

治療法は?

初期療法

花粉飛散前からお薬や点鼻薬を開始することで「症状の発症を遅らせ」「症状の具合を軽くする」ことが狙いです。飛散開始予測日からの服用が理想的です。(スギ花粉の場合は毎年2月15日頃をおすすめしています。詳しくはHPで確認してください)

導入療法

花粉の飛散が始まってから治療を開始する場合です。この場合は強い飲み薬と、目薬もしくは点眼液、点鼻薬などを併用します。鼻洗浄もおすすめします。血液検査により原因抗原を調べて、次シーズンまでに免疫療法や手術療法を行うことをおすすめします。

ご家庭で注意していただきたいこと

花粉の飛ぶ時期には、マスク、眼鏡をかけます。家の中に入る時は着替えるか、花粉をはらって入りましょう。 この時期にはふとんを外に干すことは控えましょう。窓を開けることも控えてください。

こんな場合には手術を勧めます

アルゴンプラズマ凝固法

内服薬・外用薬の治療で改善が無い場合や、薬を減らしたい場合には院内で行うレーザー治療が適応です。花粉の飛んでいない時期に行います。 麻酔液を染み込ませたガーゼを30分間鼻に入れ、局所麻酔をした後、鼻にアルゴンレーザーを照射します。治療は5分程度で終わります。保険診療内で行うことができます。効果には個人差があり、有効率は70~80%、効果は2年程度持続します。

減感作治療(アレルゲン免疫療法)とは?

減感作療法はアレルギーの原因物質を、くり返し体に投与して過剰な反応を減らしていく治療法です。皮下注射によるものと舌下免疫療法の2種類があります。

皮下注射法

対象はスギとダニ(ハウスダスト)花粉です。原因物質を皮下に注射します。効果は80%程度です。まれに強いアレルギー反応(アナフィラシキー)が出ることがあります。
痛みや安全性の問題から現在は行っていません。

舌下免疫療法

対象はスギとダニ(ハウスダスト)アレルギーです。アレルギーの原因物質を舌下に置き、その後飲み込みます。 詳しくは舌下免疫療法へ