和歌山県岩出市の耳鼻咽喉科 小児耳鼻科 (アレルギー性鼻炎 花粉症 めまい 補聴器 風邪)

いちご耳鼻咽喉科

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嗅覚障害

嗅覚障害とはどのような症状ですか?

嗅覚障害はまったくわからない(嗅覚脱失)、臭いがわかりにくい(嗅覚減退)という場合とにおいが異常に鼻につく嗅覚過敏という状態があります。

嗅覚障害の原因は何ですか?

嗅覚機能の低下の原因には以下の3つが挙げられます。
(1)においが神経に届かないためにおこる場合
鼻の中が副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症やアレルギー性鼻炎に伴う粘膜のはれやポリープにより、におい物質がとおる道が狭くなっている状態。
(2)においの神経やその部位の障害
かぜなどのウイルスに感染した場合、神経の部位の炎症、化学物質や事故などの外傷でその神経が障害を受けた場合。また、加齢により、においの感覚が低下する場合もあります。
(3)脳内の影響でにおいがわからなくなる場合
頭部の外傷や脳腫瘍(のうしゅよう)、神経の変性疾患が原因となる場合です。 なお嗅覚障害が、アルツハイマー病やパーキンソン病の初期症状である場合もあります。

どのようにして治療しますか?

上記の原因と重症度に応じて薬物治療や鼻の処置、ネブライザー治療を行います。これらの治療と並行して嗅粘膜の局所治療としてステロイド剤の点鼻療法を行います。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎による鼻閉を伴っている場合はその治療を行います。難治性の場合には手術をお勧めする場合もあります。